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五葉松と七輪の補修と

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今日は天気が悪く焼くにも焼けませんので盆栽の紹介でも…。
実生の五葉松です。(樹齢は確か5年か6年くらい)
今は犠牲枝を放置してあるのでちょっとカオスになってますが、一応半懸崖仕立て。
来春に植え替えるつもりの鉢と並べてみました。
盆栽鉢は概ね樹に対して小さめという位の方がぴったりくる(盆栽用語で言うところの
『鉢映りが良い』)と言われてます。画像だと遠近感の関係でちょっと鉢が小さすぎるような
感じになってますが、実物だとちょうどいい感じ。
五葉松は赤松と同様根が過湿に弱く、枯れる原因はほとんどが水のやり過ぎだそうです
(一部八ツ房系品種除く)
なのでこの五葉松も用土は桐生砂6割川砂2割赤玉土2割と
超水はけ重視仕様に(深鉢なのでこれでも水切れは心配なし)
でもさすがに右の鉢になったらもう少し赤玉土を増やさないかんと思いますが(笑)
肥料も辛めでスパルタ教育中です。

さて話は変わって。
五葉松と七輪の補修と_c0219927_1240065.jpg昨日今日二日に渡って二代目七輪の補修を実行しました。初代七輪の時はひび割れが出来ても自然釉ですぐカチカチに固まってしまっていたので特に何もせずにいたのですが、2代目千令窯の場合は自然釉のかかりが悪く、特に上に被せる方の七輪は内壁の一部が深いひび割れでポロポロと崩れてきている有様。こりゃいかんとさっそく道具土で埋める事にした訳です


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補修した土がよく締まるように強く何度も押し込んでいきます。結構大変なんですが、何故か自分はこの地道な補修作業にハマってしまったらしく、長い間独り黙々と続けてました。でもお陰で指の角質層はボロボロ…


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これは前回の焼成前に補修した淵の部分。熱でキレイに焼けて補修は成功、焼成中の炎の漏れも解消できました。ここが案外上手くいったのでならば他も直してしまおうとなった訳です


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のべ2時間を費やして脆くなっていた部分の補修が完了。あとは次の窯入れの時に勝手に焼けて固まってくれるのを待つだけです。七輪の材質と補修に使った道具土とでは熱膨張率の違い等あるので、このままキレイに埋まってくれたままであるという事はまず無いでしょうが…まぁその時はその時でまたチマチマと補修をしながら使っていくことに致します



これであと残す作業は粘土の成型だけか…グフッ
by 1000ray | 2009-11-22 13:05 | 盆栽


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