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37回目の七輪陶芸~3つぐい呑みを焼く

今回含めて多分3回くらいたまっている七輪陶芸記録
そもそもこのブログ、人に読んでもらおうというよりはむしろ自分自身が忘れないように
陶芸結果を記録しておこうという動機で始めたブツなので、
ちゃんと忘れない内に書いておかないと意味ないんですけどね…

37回目の七輪陶芸~3つぐい呑みを焼く_c0219927_15271526.jpgさて今回焼いたのはご覧のぐい呑み3つ。いやこのサイズだとお猪口といった方がいいかもですが…使っている土と釉薬ですが、右下の溝が入ってるヤツはいつもと同じ5割赤荒土に泥灰釉(土灰と赤土を半々)を掛けたもので、上のヤツは釉薬は同じですが土は古信楽(細目)を使ったもの。(土によって雰囲気がどう変わるかを見ようと思いまして)それから左下の丸っこいのは土は5割赤荒ですが、釉薬は赤土30パーセントに土灰70パーセントという伊羅保釉に近い配合のものを使いました


ではいきなりなんですが焼き上がり。(画像容量の節約…)

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泥灰釉は全体的に薄めに掛けたのでやや透明釉に近い部分が多い印象
高台脇は割と広く釉薬を掛けない部分をつくったので焼き締めの雰囲気も出てます
それからこの溝模様(鎬模様なんて恥ずかしくて言えない)、
案外指になじみやすい形だったようで今現在は父が愛用中です
まぁ使ってくれる人がいてよかったよかった

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古信楽のヤツはやや面白みに欠ける印象。もっと厚く掛けたほうが良かったかも
形は杯としては王道というか、まぁ自分にしては整っている方だと思います

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伊羅保釉を掛けたもの。内側は普通くらい、外側は上半分くらいに薄く掛けました
白っぽくなっている部分が釉薬が掛かっている部分ですが、伊羅保釉特有の
流紋とか結晶マットな感じが出ているかというとそれほどでも…(2枚目の
右の方にちょっと流れてる部分があるけど)
どちらかというと自然釉のビードロに近い雰囲気です
生掛けが良くなかったのか、それとも素地との相性が良くなかったのか
はたまた黄土を赤土で代用したのが不味かったか…この辺はもっと
回数を重ねる必要がありそうです
まぁ信楽焼の壷みたいな色合いにはなったのでこれはこれでアリなのかなとも思いますが

まぁ何はともあれ、小さいものなら3つでもいっぺんに焼けてしまうという
この七輪の寛容さには感謝、です
by 1000ray | 2010-01-31 15:58 | 七輪陶芸


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