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63回目の七輪陶芸~懸崖丸鉢二枚を焼きました

スキを見て焼き物を焼けるのが七輪陶芸の利点!(つきっきりの時間は実質1時間もありません)
という訳で、今日は焼いちゃいましたよモフフ

63回目の七輪陶芸~懸崖丸鉢二枚を焼きました_c0219927_1620633.jpg今日焼くのは先日ご紹介した丸鉢と、もう一個ミニサイズの丸鉢です。土は大きい方が南蛮土+シャモット、小さい方が南蛮土+道具土。二種類の組み合わせを同時に焼いて表面の雰囲気を見てみたいと思いまして


63回目の七輪陶芸~懸崖丸鉢二枚を焼きました_c0219927_16242630.jpg取り出し7分前の炎の様子。強い送風を始めると最初の頃は燃え残ったガスが外気に触れて燃え上がり、排気口周辺はけっこう激しい音がします。が、時間が経ってくるとこんな感じで炎自体はスジ状になり音もおさまります。静かになった分温度が下がっているのかというとそういう物でもないようですが…(むしろ上がってます)


63回目の七輪陶芸~懸崖丸鉢二枚を焼きました_c0219927_16315840.jpg取り出し直後の様子…っていうか小さい方は割れちゃってるのが見てすぐに分かりました。


今回は何故か初期の温度上昇が早く(ここ数日いい天気で七輪と炭がよく乾燥していたせいか、
あるいは暖かくなってきたせいか)、焼成時間をやや前倒しして焼きました。
七輪を閉じてから吸気口チョイ開きで45分、半開き部で10分、全開で15分です
送風をスタートしてからの時間は普段どおりですが、焼成時間は合計で1時間50分
お手軽なもんですな。

さて焼き上がり

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…どうでしょう。
いや自分としては満足しておるのですが

叩いて滑らかになった表面にいい感じで自然釉がかかりましたね
シャモットを入れた分ややざっくりした雰囲気になるかと思ってちょっと厚手に作ったんですが、
こういう細かな土味が出るならもう少し薄く作っても面白いかも知れません

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特にこの灰色の自然釉の上にかかっている緑色の斑点が気に入りました
備前で言うところの胡麻…とはちょっと違う気もするけど何となく近い雰囲気です

これなら叩き成型の焼き締めで食器を作るのも良いかも?(家族や友人用の)
釉薬ものはまだまだ完成が遠そうですしね…グフッ

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割れた小さい方の鉢。うーん、こちらも色は良く出ているだけに惜しい…!
見てみると、道具土に入っている大き目の砂が爆ぜて割れに繋がったようです
やはり荒い砂が入った粘土で小さく薄手なものを焼くのは無理があったか…


今回は七輪陶芸の醍醐味が良く出たんじゃないかと思っております
「土と火の芸術」という境地に少しは近づけた…かな?
by 1000ray | 2010-06-02 17:08 | 七輪陶芸


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