五葉松の葉が暴走半島

c0219927_1464848.jpg

ちょっとわかりにくいかも知れませんが、枝先の方に生えているのが今年展葉中の新葉、
そしてその根元の方に生えている短い葉が前年葉です

…葉の長さが三倍くらいになっております。試しに去年秋から水と肥料を増やしてみたら
こうなりました。しかしここまで極端に変わるかね君…。


思うに、盆栽の育て方には二種類あると思うんです。
一つは鑑賞も楽しみながらゆっくりと育てていくやり方。
そしてもう一つは5~10年くらいは見た目は我慢してとにかく幹太りを
優先させるやり方です。

私は別に盆栽を売って儲けようなどとは考えておりませんので、別段スピーディーに
盆栽を仕上げる必要はありません。
ですので基本的には急がず前者のやり方で育てています

…というスタンスからすると、やはり実生五葉に多肥多灌水は厳禁という結論になりますね
実験のつもりでしたが、いい勉強になりました
(痩せ作りならむしろ瑞祥よりも葉は短いですね)

因みにこれが八ツ房五葉ならこんな風にはなりません。
沢山肥料や水をやっても葉の長さはそこまで変化しないので管理は楽です


でも…言い方は悪いけどやっぱり八ツ房は八ツ房なんですよね…
色々な意味で不自然なんです

国風展で賞を取ったという瑞祥も、大きさや幹の太さは樹齢からすると圧巻ですが
佇まいや幹肌の美しさ、そして全体から感じられる気品では五葉松の名品はおろか
同じ樹齢の実生五葉にも遠く及びません

盆栽というのは葉が短く幹が太く枝数が多ければ良いという訳ではないと思うのです

それに八ツ房種というのは本種に比べ寿命が極端に短い(1/4~1/10)というのが植物の常。
瑞祥は生まれてからまだ歴史が浅い品種なので分かりませんが、
恐らく孫の代まで生きるという事は無いんじゃないかと思っています
(あくまで推測ですが)

自然に重ねられた年月に敵うものはありません。

肥料よりも年月。うちの五葉松の葉を見てそんな事を感じました
[PR]
by 1000ray | 2010-06-16 14:06 | 盆栽


<< 自分はどんな鉢が作りたいのか 成型中にふと気付く >>