盆栽の針金掛け

蒸し暑い中雑木盆栽の針金掛けとかやってました
…一番不得手な作業です。枝葉を巻き込まないように掛けるのが…苦手…

盆栽は自然の樹の姿を強調、または省略しながら小さな鉢の上に再現するという
遊びですので、ちょっと気の毒ではありますがこの針金掛けという作業が欠かせません。

自然の木の場合は枝が伸びてくると勝手にその重みで枝が下がっていくんですが、
盆栽の場合はとてもじゃないがそんな長さにまで枝は伸ばせんのです。
だから針金を使って『重みで枝が下がっている様子』を再現してやる…

これが針金掛けの基本的考えなんだと私は理解しています


ただ、個人的にこれはとても残念な事なんですが…現代の盆栽の主流はやや技巧に
走っているきらいがあるように思うのです。

つまり針金による整姿を駆使して枝先までキッチリ作り切ってある盆栽が
得てして名品という評価を与えられたりするんですね…
(特に五葉松にこういうのが多いです)

ある程度の量の枝葉を一塊にまとめた姿を『枝棚』と言うんですが、
この枝棚の細部に到るまで一分のスキもない盆栽というのは…見ていて疲れませんか?

枝が多少暴れている方がむしろ生きている樹としては当たり前だし自然だと思うのですが…

当然今のこういう風潮を『作りすぎ』と批判する声もあるんですが、残念ながら
そういう考えは未だ主流にはなっていないようです。

命の躍動を感じるような、生き生きとした姿の五葉松が…もっと見たいです
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by 1000ray | 2010-06-18 22:14 | 盆栽


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