金葉と銀葉

c0219927_1751110.jpg

盆栽は自由度の少ない趣味に見えますが、案外そういう物でも無いんですよ
特に樹種なんかはかなり自由でして、今はローズマリーの盆栽なんて物もあったりします
(何でも幹肌の荒れ具合が面白いとか)

まあ売れないとか展示会に出せないとか言う人もいるかも知れませんが、でも自分が
好きな樹種を盆栽にして楽しむというのも一つの立派な楽しみ方ですよね


…と自由度があるように見せかけて、やっぱり色々と制約があったりするのもまた盆栽です

例えば松類の葉性については相当シビア。
とりあえず葉が真っ直ぐでネジレが無く太く短く緑色が鮮やか…こうでないと
『コイツは盆栽の素養なし!』とバッサリ斬られてしまいます
…樹からしたら本当に余計なお世話なんでしょうが…

さて写真、二つの五葉松の葉を並べて撮ってみました
(左が例のハズレ苗の四国五葉松、右はいつもの懸崖四国五葉)

よく見るとちょっとした色の違いがあるのがお分かり頂けますでしょうか(携帯カメラの
限界を感じますが…)

これが『銀葉』『金葉(並葉)』と呼ばれる葉色の違いです(左が銀葉ですね)

五葉松にはこういう風に二通りの葉の色(青白い色の銀葉と黄緑色の金葉)があるんですが、
盆栽の世界ではやや銀葉五葉の方が人気は高いようです

しかしただ銀葉ならば良いという訳ではなく、とりあえず真っ直ぐでネジレが無い葉なら
金葉でも銀葉でも有難がられます(つまり高い値段で売れます)

ちなみに夢の品種と誉れ高い瑞祥は八ツ房五葉には珍しい金葉五葉。
銀葉五葉品種の代表格と言えば九重でしょうか


ご覧の通りハズレ苗君は一応人気の銀葉性なんですが、肥料と水をあげまくったせいで
今年は葉が去年の5倍くらいになってますね(しかも超反り返ってるし…)
右の懸崖五葉はまた痩せ作りに戻したのでだいぶ葉の伸びが落ち着いてきてますが、
銀葉君の方は依然変わらず肥料を与えているので多分まだまだ葉は伸びると思います
今年は葉姿は諦めてどこまで伸びるのか実験する事にしました
頑張れ銀葉君。
[PR]
by 1000ray | 2010-06-22 17:51 | 盆栽


<< 百日紅(サルスベリ)の針金掛け 67回目の七輪陶芸~中深丸鉢と... >>