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74回目の七輪陶芸~楕円鉢と豆鉢を焼きました

時は201X年!七輪は木炭の炎に包まれた!!

だが千令は死滅していなかった!!

YOUはSHOCK!!

はいやって参りました金曜日。久しぶりの七輪焼成レポですね

74回目の七輪陶芸~楕円鉢と豆鉢を焼きました_c0219927_14284783.jpg今日焼いたのは前回の記事で紹介した小判鉢ともう一つ豆鉢。大きな方の鉢は南蛮土5、5割赤荒土3、白土4、炎色荒土1くらいの割合で混ぜたもの。豆鉢の方は南蛮土単用です


74回目の七輪陶芸~楕円鉢と豆鉢を焼きました_c0219927_1435778.jpg近頃天気が悪い日が続いて七輪も燃料も随分湿気ている感じがしたので、最初の吸気口チョイ開きの時間をやや長めに(50分)取りました。あとはいつも通りの焼き時間です。(焼成時間は全部で1時間55分程度)


74回目の七輪陶芸~楕円鉢と豆鉢を焼きました_c0219927_14392314.jpg取り出し直後の画像。大きい鉢の方は盆栽鉢界(仮)でいう所の『白泥』のような色合いを狙ったんですが、こうやってみる限りいつもの赤土系と変わらんような…


では焼き上がり。
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いつもよりは若干色が薄めですが、まだまだ赤土の鉄分パワーが強かったようです
それにしても全体的になかなかワイルドな模様が入りました。
あ、そうか。普段より茶色が薄い分窯変の模様が目立つんですね、多分
石爆ぜも炸裂してます

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側面に面白い自然釉の模様が入って何か悔しい…
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色合いが上手く撮れないので日なたで撮ってみましたが、結局良くわからんですね
すみません
土は割と入るように作ったので育てやすくはあるんじゃないかと思いますが


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豆鉢の方は南蛮土100%で作ったのでちょっと形が歪んでしまいました
(炭の当たった部分が一部凹んでます)
全体的に赤黒いですね

近頃はこれくらいの小さな鉢というのはほとんど作らなくなってしまいました
(春嘉さんから豆盆栽の実態をうかがって以来)

やっぱり盆栽というのは10年20年と存続できてこそ意味があると思うのですよ
多分こう考えるのは私の盆栽趣味の根底に母の華道に対する反発があるからだと思うのですが…
(わざわざ綺麗に咲いているものをチョン切って鑑賞してダメにしちゃうなんて勿体ない…)

なもので、数年以内に枯れてしまうのがほとんど、という豆盆栽に
手を伸ばしてしまうのは私の本意ではないのです
まぁ鉢として考えたらこれくらいの大きさがギリギリ限度かなと…これ以上小さいと厳しいでしょう、多分

私に限らず若い人ってあまり盆栽の樹高に対するこだわりが無いんじゃないかなぁ…

大きな盆栽は置き場の関係で持てないという人が多いでしょうが、その一方で
盆栽は~センチ以下じゃないと絶対ダメ!!…って人もあまり居ないような気がします
…前にも同じようなこと書きましたか

いくら小さく維持するのが盆栽の醍醐味とは言っても、やはり植物たるもの多少は
年月と共に大きくなっていくというのが自然なんじゃないかと思います
ミニ盆栽が20年後には小品盆栽になっているという具合に…

豆盆栽も樹種を選べば長く楽しめるとは思うのですが、それがいつの間にか
趣味家同士のガマン比べ(誰が一番小さく作れるか、みたいなの)に変質してしまうようでは
その先も知れ(以下暴言につき自粛)

どうも盆栽界の風潮について触れるとつい生意気な事を口走ってしまっていけません
記事の入りが世紀末だったせいでしょうか
by 1000ray | 2010-11-05 15:21 | 七輪陶芸


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