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96回目の七輪陶芸~灰釉の鉢を二つ焼きました

やって参りましたバレンタインイブ!

…そんな言葉ありません。
休日に焼かずして何が七輪陶芸家と言えるでしょうか。いや、言えはしない!(反語)
今日も張り切って参りましょう

96回目の七輪陶芸~灰釉の鉢を二つ焼きました_c0219927_13584827.jpg今日焼くのはミニの長方鉢と五角形の豆鉢。両方とも以前よりちょっと灰を増やして流れやすくした灰釉を掛けてあります。筆で厚掛けしたのでボッコボコですな。下にはずっと前に買って存在を忘れていたステンレスの火受け皿を設置。(もちろん灰よけ&炭防御用) まぁステンレスと言えど一回使ったらダメになっちゃうんですけどね…


96回目の七輪陶芸~灰釉の鉢を二つ焼きました_c0219927_1472365.jpg排気口から赤黒い焼き物が見えますが、こういう色の時は温度はまだまだですね。これがもっと下に落ちて明るいオレンジ色~黄色になったら1200度以上は堅いと言えましょう(多分。)
今日は取り出しの5分くらい前に釉薬の凸凹とした輪郭が滑らかになる瞬間があり、恐らくその時に釉薬が熔けたんじゃないかと思います。(ちょっとした感動) 焼成時間なんですが、今日は途中で雪が降り出したのでちょっとずつ時間を短縮して焼きました。最初のチョイ開きが45分、半開きが7分、全開が10分。ドライヤー微風は全部で7分、仕上げの20分は18分に変更してあります


96回目の七輪陶芸~灰釉の鉢を二つ焼きました_c0219927_14142948.jpg開けてみた所。ステンレスがひん曲がってるのは予想通りですが…あらら、釉薬がゴッソリ流れて長方鉢が火受け皿と合体しておりますわい(合掌。)一応道具土を下に敷いておいたんですが、そんなモンは何の役にも立たなかった模様


では焼き上がりです

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豆鉢の方は上手く出来上がりました。
濃い緑だったり薄い青だったり…本当に灰の釉薬は毎回面白い色合いになります
あ、一枚目の画像の右上に入っている緑の斜線は七輪を開けた時に熔けて溜まった
灰が垂れて付着したものです
案外アクセントとして面白い…かも?

話は脱線しますが、多角形の盆栽鉢って六角か八角の物が多いんです
中国では偶数が縁起が良いとされるので、海を渡ってきた支那鉢に
六角鉢が多いのは分かるんですが…何で日本では奇数の鉢が作られないんだろうと
ずっと不思議に思ってました

それで今回、実際作って見たらその理由が分かるかなぁと思ったんですが…

困ったことに全然分かりません!

どなたか私に理由をお教え下さい…
(木の本数が奇数だから角の数と足して奇数になるように…とか?)

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不思議なのは(見えにくいですが)赤い辰砂のような斑点が一箇所入ったこと。
七輪に昔焼いた銅釉が残ってたんでしょうか…今更…?(窯に銅が残っていると
揮発して釉に入り込む事があるそうですが)

あ、火受け皿に銅が入ってたのかも…?

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はい、長方鉢の方は盛大に流れてしまいました(笑)
ちょっと厚く施釉しすぎたかなぁ…

色合いと形は中々良い具合なのでちょっと残念な感じもしますが、
まぁこういう事があるのも七輪陶芸です

多少失敗が出るのは仕方ありませんね

釉薬の調合、焼成時間、施釉の厚さ…この辺りの兼ね合いはまだまだ
経験を積まないといけないようです

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今回出来た豆鉢は2本の指に載るサイズです
何を植えましょうかね、フフフ
by 1000ray | 2011-02-13 14:57 | 七輪陶芸


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