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カテゴリ:七輪陶芸のやり方 まとめ( 2 )

97回目の七輪陶芸~南蛮皿と下方鉢を焼きました(ついでに焼き方まとめ)

やって参りました月曜日!
スキあらば焼く…これが七輪トウゲヤーとしての生き様よ!

近頃ずっと七輪陶芸の方法について触れていなかったので、ここら辺で
おさらいも兼ねてもう一度やり方をまとめておこうと思います
ボロボロ七輪になってちょっとずつやり方変わってきてますからね

c0219927_14154051.jpgまず七輪に火を入れる前にドライヤーで前回溜まった灰を吹き飛ばしておきます。結構溝とかに溜まってるんですね


c0219927_1419364.jpg掃除が終わったら、新聞紙と木切れ(今回は枇杷の枯れ枝を使ってます)、あと消し炭の破片を燃やして火種を作ります。あ、この時点で紙の灰をドライヤーで吹き飛ばしておくと綺麗な焼き上がりになりますよ


c0219927_14271039.jpg火がついたら火種を中央に移動させ、消し炭を全体に敷いてその上にオガ備長炭(白炭)を縦に並べます。中央は火が強くなりがちなので横置きで火力を調整。以前に比べるとちょっと使う白炭の量が減りましたね


c0219927_14313514.jpgその上にマングローブ炭(黒炭)を積み上げ、その上に焼く物をセット(今回は松の剪定くずを上にのっけて自然釉を期待。)マングロ炭の積み方なんですが、まず一番下にある程度厚みのあるブロック状の炭を三方に設置(ウールマークみたいな感じで)、その後は中央も含めてやや小さめの薄いプレート状の炭を重ねていく感じでやってます。あんまり炭を小さくすると一気に火力が上がって割れやすくなりますが、かといってあまり大きくすると焼成後半で上手く温度が上がってくれません。まぁその辺は経験といいますか、気合で。


c0219927_14383855.jpg焼き物をセットしたらもう一個の七輪を被せ、下の吸気口チョイ開きで40~45分程度放置。その後は半開きで7分くらい、全開で10分くらい待てば大抵の場合十分に火が回ります。(実際は時間というよりは排気の熱さで中の様子を測ってるんですが…指がやけどしそうになったらOKです)七輪がボロボロになってくると隙間から相当空気が入ってくるので、初期の温度上昇はかなり早くなりますね。


c0219927_14444941.jpgドライヤー送風は微風で30センチ~密着までを7分程度、その後はドライヤー強風でそうですね…全部でだいたい25分くらいでしょうか。上の画像が取り出し13分前の画像、左の画像は取り出し5分前の画像です。炎の色がこういうレモンイエローに変わり焼き物に透明感が出てくるというか、何となく見た目がトロリとしてきたら温度は万全と言えると思います。逆に炎が赤やオレンジ色だとまだまだ焼き締めの温度にはなってない感じです


c0219927_14545670.jpg今回はドライヤー送風を続けたまま取り出しました。こうするとやや酸化寄りの色合いになる事が多いようです(釉薬ものはこうやって取り出しても還元の色合いになりますが)七輪が古くなってくると熔けた灰で七輪がくっついて離れにくくなりますが、そういう場合は火バサミなんかを差し込んで一度剥がしてから開けてやるようにすると、七輪が途中から千切れてしまったりとかそういう事が無くなろうかと思います(笑)


では焼き上がり画像です

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赤土の再生粘土にちょっとだけ道具土を加えて作った南蛮小皿鉢。

なんというか、さすが七輪の神様!…とバンザイ三唱するほかない出来です
実にいい色合い。全体は備前風の茶色で、灰が掛かった所が
蕎麦釉のようになったり黒色になったり…

形はちょっと厚い(高さのある)感じにして縁に一段アクセントを加えてあります
こうやって小さな段を付けるだけで結構見た目の印象って変わるもんなんですよね
盆栽鉢って不思議です

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上に載せておいた松の灰が熔けてキレイな青色の模様になりました
剪定した枝をそのまま捨ててしまうのはちょっと忍びないですからね…
せめてこうやって鉢作りの方に使わせて頂きましょう



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炎色荒土で作った下方鉢。あ、縁のカケは七輪のフタをする時にうっかり
ぶつけてしまった事故傷です(近頃そんなのばっかだな…)
こちらは肌色で上品な感じになりました
ざっくりとした風合いの土なので多分通気性、吸水性は高いんじゃないかと
思われます。まだ使った事がないので作の乗りは分かりませんが…

今回もいい仕事をしてくれましたね、七輪窯。
何回焼いても本当に飽きません
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by 1000ray | 2011-02-21 15:34 | 七輪陶芸のやり方 まとめ

43回目の七輪陶芸~ついでに焼き方のまとめなど…

近頃ずっと焼成手順を細かく書いていなかったので、ここら辺で一度
まとめておく事にします。チョコチョコ細かいとこで変更点があったりするし、
これから七輪陶芸を始めようという方にもきっとその方が
分かりやすいのではないかと思いまして…

c0219927_17212195.jpgまず七輪Aで火を熾します。自分が使っている七輪は形も大きさも一般的な七輪とは異なりますが、これはホームセンターナフコにて1780円で買ったもの。この形の七輪だとある程度大きな物も焼けるので個人的にはかなりオススメです。また容積が大きい分ドライヤーで送風を行っても内部の気流がさほど強くならず灰が焼き物にかかりにくいという特性があります。ただ広い分火を熾すのは大変で…(画像のようにドライヤーの微風を使ってある程度燃焼を進めておくと吉)


c0219927_17293889.jpg木切れや消し炭にある程度火が着いてきたら、火バサミを使ってそれらの火種を七輪中央部に移動させます。そして周りからオガ炭(白炭)を縦置きに詰めていく。自分が使っているオガ炭は『オガ備長炭』10kgで1480円。これはホームセンターダイキに売ってあります(ローカルですみません。一応このホームセンターの系列は全国展開をしているらしいのですが、地方によって名前が違うようなのです)


c0219927_1735998.jpgここでちょっと一工夫。火種がある中央部の上にもオガ炭を置く訳ですが、中央部だけはさらにその上にもう一段横置きでオガ炭を置いておきます。こうすると中央の強い火が炭に遮られ、焼成初期の急熱が避けられるという訳


c0219927_1739297.jpgその上に黒炭を積み上げます。黒炭の配置も下の方にある程度大きな塊を置くようにすると丁度壁になっていい感じに。黒炭はマングローブ炭が良いと思います。10kg980円が相場なので安価だし火力も十分


c0219927_17421536.jpg黒炭の山の頂上に焼きたい物を置きます。サイドの空間にも黒炭や消し炭の小さいのを置いておくと安心。でもあまりギリギリまで炭を詰め込む必要はないです。むしろギリギリまで炭を積み上げてしまうと蓋の七輪と焼き物が干渉してヒドイ事になってしまうので、あまりそこら辺は欲張らないようにしましょう。この七輪では燃料切れはまず起きませんから安心してください。


c0219927_1746114.jpgもう一つの七輪を上に被せた後下の吸気口を閉めます…が、完全に閉めてしまうと火が立ち消えを起こす事があるので画像のようにほんの少しスキマを設けます。この状態で1時間待ち、次に吸気口を半分まで開けて10分、さらに吸気口全開で20分待ちます


c0219927_1750021.jpgここでドライヤーを投入。画像くらいの距離からドライヤー微風で送風を開始し、だいたい10分くらいかけて数センチのところまでドライヤーを近づける。あ、書き忘れてましたが上の七輪の排気口はこの反対側(12時と6時の方向)にあります


c0219927_1754618.jpgドライヤー微風数センチの時の中の様子。炎の下にある黒いラインが焼き物ですが、まだ温度が上がっていないので色は真っ黒に近い赤色。数分間この状態をキープしたら、ドライヤーの風を最大にしてまた先ほどと同じような距離から少しずつ近づけていきます


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送風を続けているとこういう風に焼き物の色がどんどんと明るくなっていきます


c0219927_1803146.jpgそしてこの画像のように、排気口の厚み半分くらいまで熱で赤くなったらいい感じで温度が上がってきているサインです。この状態から焼き締めなら大体20分程度で焼き物は完成。

c0219927_1843534.jpgドライヤー強数センチの状態から10分後の様子。炎の色は黄色に近い色になり焼き物も黄色に光りだします。この状態からあと10分くらいで焼成は終了、上の七輪をどけて焼き物を取り出します


c0219927_186158.jpg取り出した直後の様子。焼き物という物は急熱にはめっぽう弱いですが、案外急冷には強いようで真っ赤な状態から外気にさらしてもまず割れたりはしません。ヒビや割れが起こった時は急熱か乾燥の不徹底を疑った方がよさそうです。所要時間は火入れから取り出しまで2時間半ジャスト。


はい、毎回こんな感じでやってます。
ちなみに今回焼いたのは瑠璃釉のリベンジなんですが、やっぱ生掛けは
糊剤がないとダメですね…どうやっても乾燥させるとポロポロと崩れてきてしまいます
(CMC、既に注文はしてあるんですがまだ届きません…)

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剥がれもそうなんだけどしかしこのブクや釉とびの出方は…
やっぱ土灰のアク抜き不足のような気がしてきました。
(調合した後念のため1回熱湯にさらしたんですが…)
あと基礎釉が土灰7長石3のビードロ釉なのでもう存分に流れまくってます
もう少し焼成時間を短くした方が良かったか…

馬鹿馬鹿しい、釉薬などやってられるかっ!私は焼き締めをやらせてもらうっ!!

…はい、色鉢はあと半年後くらいをメドに方法を確立させたいと思います…

でも次は気分転換に焼き締めをやろう…
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by 1000ray | 2010-02-12 18:32 | 七輪陶芸のやり方 まとめ