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カテゴリ:雑記( 94 )

まとまらないハナシ

盆栽…というか『美』というモノ一般は、自らの存在を雄弁に語る『動的な美』と
受け手が注意を向けねばその良さが分からない『静的な美』に
分けられるような気がします。
焼き物で言えば伊万里や京焼は前者、一方後者は信楽など……でしょうか
(↑あまり自信ありません)

私は鉢をこさえる上で無意識のうちに後者を目指すようになったんですが、
その『侘び寂び』という精神の根底にあるのが禅宗だからか…近頃鉢のデザインという
モノを考えていると本当に禅問答をしているような気分に陥ってしまいます

大体の人は動物の子供を見るとちょっとは可愛いと感じるのではないでしょうか
(アマゾンの秘境の人々等が果たしてそう感じるのかはちょっと興味がありますが)

何故かは分からないが直感で可愛いと思う…それが多少文化的に形成された
感情反射だったとしても、動物の子供が持つ可愛さはある程度『根源的な可愛さ』と
呼んでも良いんじゃないかと思います(いささか論理が乱暴でしょうか)

じゃあそれと同じように根源的な美というのは…果たしてこの世に存在するんでしょうか
…分かりません。もしかしたら黄金率の長方形のような…?


茶道など『○○道』の基礎となった禅宗では、この世のあらゆる物事を排して排して
排して排して、排しきった所に真の存在があるというような事が
言われている…らしいです(難しすぎてよく分かりません)
また省略の美という事もよく言われます。

盆栽鉢の姿も出来るだけ無駄なモノを削っていけば…もしかしたら静的な美の境地に
近付けるのかも知れません


あ。でも盆栽鉢って植えられてナンボだから、何も植えない姿が一番美しいって鉢が
あったとしたらそれもしかしてある意味失敗なんじゃ…

ホントまとまりません。
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by 1000ray | 2010-11-15 22:11 | 雑記

インスピレーション

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今日はちょっと広島市中心部の本屋さんに行ってました
(生憎の天気で焼成は出来そうも無かったもので…)

最初は『盆器大図鑑』の残りの二冊のうちどちらかを買おうと思っていたんですが。
これがどうした事か!今日は大図鑑の盆栽鉢の写真を見ても全然ワクワクしないんですよ。
鉢作ってるクセに!

じっくりと腰を据えて読めばまた違うんでしょうが、本屋でパラパラとページを
めくる程度では何だかどれも似たりよったりに見えてしまうのです。
(本の内容も鉢の見た目も)

いや、というか鉢の場合個性的すぎるのはダメなので、短時間軽く眺めた程度では
そういう印象になるのは当たり前なんですが。

『う~んこれなら一冊あれば良いかな…』という感じで、結局買うにまで至りませんでした
(だって高いんスよ!)

しかし仮にも鉢を作っている人間がこんな事で良いのでしょうか。
『もっと鉢作りにドンヨクであれ!ハルラハッセイヤー!』と自分自身に
言い聞かせておきます、はい。
(盆栽なら数時間眺めていられる自信がありますが、鉢単体では
絶対に無理な私、千令です)

しかしその盆器大図鑑の近くにあった日本六古窯関連の本は最高に面白く、思わず信楽焼の
本を買ってしまいました。

花器や茶道具、それから古い壺の写真は正に鉢作りのインスピレーションの泉でございます

正に猫が水のように湧いてくる猫の泉ですね!!(仮)

写真を見るなり今から昂ぶりが鎮まらず、家に帰るやいなや信楽的な荒い粘土を
混ぜて作ってこさえた鉢が↑のヤツです。

……案外普通の鉢だな…。

ちなみに外側は定規で叩いて作ってあります。削るなんて大変なのでひたすらに
叩いて作るのが上策というものです(?)

何か芸術は爆発だ的に作った割には常識的な鉢になってしまいました。

まあこれが人生です(仮)
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by 1000ray | 2010-11-13 22:52 | 雑記

やはり落ち着くのは南蛮

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微妙に高さのある南蛮系の鉢を作ってみました(あまつさえ南蛮土でな!)
やっぱり私の感性に合うのは南蛮ですな…作っていて楽しいのなんの

この鉢、今は地味でも焼いてやれば土に混ぜ込んである砂が爆ぜて見た目が
面白くなる予定です…多分

還元で焼いて今のトップ画像の鉢のような風合いに仕上げたいのですが…はてさて
どうなります事やら…。

ん~、やっぱ丸鉢作るのが一番楽しいですなぁ
(手捻り+叩き成型で大体の場合はどうにかなりますので)

長方や楕円は…色々と気を使わないといけないので大変です…orz
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by 1000ray | 2010-11-11 19:32 | 雑記

溜まる乾燥棚

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秋の夜長に鉢を作りまくるのはまあ良いとしてですね…

私は一体これから何回七輪を焚けば良いんでしょうか…分かりませんなあ(合掌)

もう成型済みのが十個くらい溜まってますぞ…


まことさんから有難いお言葉を頂いたりしながら依然悶々と鉢を作っているんですが
(※私はパジャマで寝ます。普通です)やっぱり私の鉢はどうやっても
トロけてしまうようですね…はぁ。

でもこういう風に鉢について色々考えるようになっただけでも多少は進歩しておる
証拠なんでしょう、きっと

とりあえず今は難しい事は置いておいて、

・樹が元気に育つ鉢
・あまり植える樹を選ばない鉢

この二点を大切にした鉢作りをしていこうと思っています


七輪陶芸はもちろん不便な事もありますが、一方では自然釉が掛かったり火の当たり具合が
そのまま景色になって表れたりと、一般的な陶芸では中々難しい味わいが
出せるという強みも持っています。(野焼きと窖窯のアイノコみたいな雰囲気?)

二度と同じ物は焼けないのが七輪陶芸。一回一回の焼成で生まれる鉢との出会いを
これからも楽しんで行きたいものです



だがお前ら…いい加減溜まり過ぎだっ!

(ここは仲間由紀恵さんの声でよろしくお願いします)
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by 1000ray | 2010-11-08 18:33 | 雑記