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49回目の七輪陶芸

やって参りました日曜日!

今日はちょっと個人的にちょっと凹む事がありまして…陶芸の火を眺めて
元気を出す事にしました。

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今日焼いたのは焼き締めの下方鉢と、新しく作ってみた青磁釉を塗った楕円豆鉢。(調合は釜戸長石80、土灰30、福島珪石20、カオリン5 +弁柄1%)青磁釉に鉄分を加える時は本当は珪酸鉄がいいらしいんですが、無論そんなものは持っていないので弁柄で代用。あと土灰に含まれる鉄分にも期待しています。自分の大雑把なカンでは乳濁失透調で貫入(ヒビ)が入る釉薬になっている…ようななってないような(仮)

では焼き上がり
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焼き締め下方鉢はいつも通りの色合いですね。(土は5割赤荒土に1割ほど炎色荒土を加えたモノ)
近頃少しは成型に慣れてきたようで、外見はともかくとしてだいぶ
薄く作れるようになってきました。
特に小さな鉢の場合土が多く入るにこした事はないので、以前に比べると
今の方が使いやすい鉢を作れているような気がします。
しかしフチに数箇所小さなヒビが入ってしまったのは反省せねば…

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青磁釉豆鉢の方は…案外普通に青磁釉っぽくなってしまいました。何というか、意外。
一部黄色っぽくなっているのはやや酸化焼成気味になった部分ってこと…なのかも
ただ裏面はちょっと温度不足だったかも…マット調になっちゃってるし
あ、画像からは分かりにくいですが貫入も入ってます。
(粘土は東急ハンズで母が買ってきた織部土100%)
こちらは釉の厚みが出る事を考えて(自分としては)超薄作りにしました
豆鉢に厚みを持たせてしまうと土が全然入らない=夏場に死ぬというのもありますが、
ちょっと見た目の上でもボリュームが出すぎて…うちにあるような
超素材レベルの木達では完全に負けてしまいます。
ヒョロヒョロな木には高さも厚みも薄い鉢が良いですね、やっぱ。

今回作ってみた青磁釉は中々いい感じのようなので、次はもう少し
大きな鉢に使ってみようと思います。あと赤土系でもテストしてみねば…


追伸:リンクに漆職人のなかさんのブログを追加させていただきました!
    もう5年も前から七輪で盆栽鉢を焼かれているという私の大々々先輩です!
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by 1000ray | 2010-02-28 17:18 | 七輪陶芸

赤松の小品盆栽の可能性

実は今鉢を焼いている真っ最中なんですが、いかんせん最初の一時間が暇ですので
ちょっとその間に独り言でも…。

今までも散々書いてきたように私は赤松が大好きなんですが…。

もしかして、赤松の小品模様木って盆栽の世界では『ナイ』とされている存在なんでしょうか…?
いや勿論写真で見た事はありますし、ネットで探せば売ってもあります。

が、初心者が生意気にも言いますが…正直、『こういう木なら黒松の方が遥かに
見栄えがするんじゃ…?』と思ってしまうような木が多いような気がするんです。
何というか、赤松の優しさがあまり出ていないというか…枝先もゴツいし。

強度の肥培で早く枝幹を作っているからでしょうか…それとも小さなサイズで赤松の優美さを
表現するのは難しいのでしょうか…

小品に限ればやはり赤松には懸崖が一番なのかも知れないなぁと思い始めてます…。
(懸崖ならば枝や葉の柔らかさが活かせますから…)

一方では敢えて『優しさを備えた赤松の小品模様木作り』に挑戦してみたくもなっているのですが。
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by 1000ray | 2010-02-28 14:16

48回目の七輪陶芸~泥物の中深正方鉢を焼く

案外久しぶりな感のある七輪陶芸。今日は懸崖用の鉢を焼きました。
横に広い鉢については概ね上手く焼けるようになってきましたが、
果たして今回のように高さがある鉢はどうだろう。

c0219927_15304876.jpgというかごめんなさい、今回は上の七輪を被せる前の写真を撮り忘れちゃいました…ま、まぁ形は焼き上がり画像を見てのお楽しみという事で、一つよろしくお願いします。画像は排気口の様子ですが、私はたまにこういう風に排気口のとこに道具土の小片を置いて遊んでみる事があります。いや排気抵抗と七輪内の温度の関係ってどうなんだろうなぁとか考えていたりするので。…いや試したところで答えは分からないんですけどね(いい加減にしろっ)


ではいきなりですが焼き上がりの画像です
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大きさは幅が8センチ、高さが7センチ強。なかさんのアドバイスを受けて
表面はやや荒らしたままで焼いています。(中々いい感じですありがとうございます)

一枚目と二枚目の画像が一応この鉢の正面候補。
粘土はいつもの5割赤荒土に道具土を1割ほど加えて、あと久しぶりに
少しだけ弁柄を混ぜてみました。(と言ってもちょっと粘土の色が変わる程度、ですが)
全体的にやや色が濃いのは弁柄のせいなんじゃないかと思います。

懸崖という樹形は見た目通り木の重心が不安定だったりするので
鉢底の部分にやや厚みを持たせて鉢に重さを出してみました。
こういう部分は実際自分で鉢を使っていかないと気付けない所ではあったりします…
そう考えてみると文人木を植えるような鉢もやっぱりある程度重量があった方が良いのかも。
文人は背が高いですもんね。

しかし相変わらず超絶に質素な鉢だなぁとわれながら思います…
いや本質的に自分はこういう飾り気無しの鉢が好きなんだと思うんですが、
(古くから残っているようなこぢんまりとした茶室なんかが大好きですし)
恐らく一般受けという観点からみると失格なんだろうなぁ…。
趣味だけに正に趣味に走ってますね。
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by 1000ray | 2010-02-25 15:58 | 七輪陶芸

枝垂れ梅咲き誇る春

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この枝垂れ梅は私がまだ盆栽に入門したての頃に通販で買った物です。
数量物でやたら安かったからつい買っちゃったんですね。

接ぎ口が目立ったり枝垂れだから樹形が限定されたりと、今なら
『う~ん、買わないだろうなぁ…』…という感じの木ではあるんですが、それでも毎年
きちんと世話してあげれば良く花を咲かせてくれます。

って言うかむしろ今年は花芽付きすぎなんじゃコラ!

昨春この梅はハダニにやられて樹勢が落ちたので、放っておいても葉芽が多くなるだろうと
タカをくくっていたんですが、蓋を開けてみればほとんどが花芽じゃないですか。
これじゃ花後の剪定が難しくなっちゃうじゃん!

はい、葉芽が欲しいならちゃんと6月に欲しい節の葉を葉柄を残して落としておきましょうね。
…反省。

そういえば。私は結構花物の盆栽を持ってるんですが、案外花目当てで育ててるって
感じでもないんですよね。母なんかは花が咲くと凄く喜ぶんですが、
育てている当人としては特に咲かなくても問題がないというか…
いや勿論花が咲くのも季節感があって良いんですが。

ただそれよりも、春に新梢が伸びる様子とか毎日葉に日が当たって育っている様子を
眺めている時の方が幸せだったりします。基本的に植物が好きなんでしょう。

我が盆栽暦唯一の自慢が『一本も枯らした事がない!』…ですので…。
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by 1000ray | 2010-02-24 17:33 | 盆栽

根っこ

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植替えは根を観察するチャンス…ではあるんですが、ここ一年間で入手した素材…
特にホームセンター等で購入した木の場合、その気分は正に『鬼が出るか蛇が出るか』
…といった所です。枝ぶりや幹の傷などは購入時に確認が出来ますが、
土の中の事までは自分で一度植替えをしてみるまではわかりません。
土の中に恐ろしい欠点が隠されている事も…(ゴクリ)

二枚目までの画像は以前紹介したニレケヤキを根捌きした所。
幹を短く見せる為に超深植えがされていたものの、二段根にはなっていなかった分
まだマシと言えましょう。(ホムセンの素材としては)
細かい根が幹の近くから沢山生えていたので太い根は概ね処理出来ました

画像三枚目は挿し木して二年経った香丁木を根洗いした所です。
こちらは根本周辺のゴッツい根を切るのが勿体無かったので根上がりにする事にしました。
(でも何かホムセン数百円のミニ盆栽みたいな見た目になっちゃって凹みました)

もう少し暖かくなれば松も植替え出来ますが…黒松も赤松も大丈夫かなあ…
山根だらけだったりして。
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by 1000ray | 2010-02-24 10:44 | 盆栽

異端か個性か

いやぁ、今テレビはどこも五輪一色ですね。4年に一度のイベントなんだから
それも無理からぬといった所でしょうか。

そういえば今回の五輪、日本代表の中にヒドく叩かれた方が居られましたね。
彼の服装や記者会見での態度に対しメディアの反応はまぁ凄まじかった物ですが…

正直、自分にはあの方の振る舞いがとても新鮮に思えたんです。

『まだ日本にこういう強烈な個性が生まれる余地があったか!』
…と素直に感動してしまいました。
いや日本人の百人が百人全員國母さん(名前出すなら最初から出せよ…)になっちゃったら
困りますよ。それはナイです。
でも…スポーツとか芸術の分野にはたまにはああいう人が居ても良いんじゃないでしょうか。
じゃないと世の中つまらんと思うのです。
野球のイチローさんやミュージシャンの小田和正さん(特に若い頃の)だって
多分人間として付き合ったら凄く大変な人達だと思いますよ。個性的すぎて。
(イチローさんなんて毎日同じ時間に奥さんの作ったカレーを食べるんですよ?お昼は。
普通の人じゃないよ絶対!)

盆栽にも『変わり木』というのがあります。
『直幹』『模様木』『立ち木』『捩幹』『文人』『懸崖』…
こういったスタンダードな樹形からは外れてるけど、個性があってそれが良い

そう評価されている木の事を『変わり木』と言います。
盆栽展の展示が全て変わり木になってしまったらそりゃもう会場全体がカオスなフィールドに
満たされてしまう事でしょうが、一鉢くらいならあっても良いんじゃないでしょうか。

國母さんも五輪決勝では二回とも難しい技にトライし結果それが減点になってしまいましたが
(でもナイストライ)、4年後また五輪で活躍して欲しいと密かに応援しています。

いや『五輪は自分の一部であって全てじゃない』と言う人だから4年後の五輪の事なんて
あまり視野に入ってないかも知れないけど…
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by 1000ray | 2010-02-23 20:32

ぼつぼつ植替えてます

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はい、やって参りました植替えシーズン!(ジャパ○ットの高田社長の声でお願いします)

…という訳で今年もボツボツ始めました、盆栽の植替え。画像は夏ぐみの時の様子です。
二月下旬から植替えをスタートする時はまずは落葉樹から始める(松とかは後回し)のが
多分普通だと思うんですが、中には百日紅(さるすべり)のように落葉樹であっても
寒さに弱い輩もいるので盆栽初心者には油断がなりません。
耐寒性や植替え適期は本で調べましょう。

あとバラ科(梅カリン長寿梅ボケ野イバラ姫リンゴ山なしカイドウetc)は面倒なので
自分はまとめて秋に植替えてしまいます。

っていうか園芸種にバラ科多すぎ。お前らはマイクロソフトか!
バラ科を春植替えると根頭ガン腫病がありますので気をつけましょう。
特にバラや桜や長寿梅、ボケなんかはよくあるそうです。(まだ見たことナイですが)

個人的に盆栽の植替えで一番悩むのが植える鉢です。(作ってるクセに!)
画像一枚目をご覧頂ければ分かるように、このグミにも鉢候補を3つも立ててしまいました。
(3つとも鉢底ネットと固定用の針金はセット済み)
比べた結果結局青い正方鉢を選んだ訳ですが、これもバランスとしてはまぁまぁといった所かと。
本当にピッタリという鉢をあてがうには相当な数の鉢を持っていないとダメですね…
来年の春には『ヒャッハ~!盆栽鉢ならすでに存分に作ってあるわ~!!』…という状況が
作れれば良いのですが。(主に釉薬もので)

二枚目の画像は用土作りの様子。赤玉土と桐生砂をふるいにかけて、4mm以上のゴロ土と
1mm以下の微塵を外し、それに少量の竹炭と樹種に応じて腐葉土を混ぜてます。
ゴロ土は鉢底の石として使用。

この夏グミはもっと立てて植えてあったんですが、三枚目の画像のように少し左側に傾けて植替えました。
(植え付け角度の変更は私のような初心者にも気軽に出来る改作?…です)
右側に生えている三ツ股の枝は外して、左側に伸びる幹から右へ枝を作った方が
木の流れがはっきりして良いのかなぁと思わないでもないんですが、自信がありません。
(経験者の方のご意見お待ちしております)

ちなみにグミは根が窒素同化をするそうで肥料をあまり必要としません。マメ科みたいだなぁ…。
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by 1000ray | 2010-02-23 09:29 | 盆栽

47回目の七輪陶芸~いい加減成果が欲しい瑠璃釉…

昨日粘土が火ぶくれを起こして失敗した後、すぐまた私は成型に取り掛かったんです。
2つ鉢を作って、ドライヤーで乾燥させて施釉してまたドライヤーで乾かして…

そして今日、何故か完全に乾燥している鉢が目の前に二つあるという…

強引すぎる…炎色荒土と織部土のミックスという比較的ざっくりした粘土だったからこそ
成立した超スピード乾燥です。皆さんは真似なさらぬように…。

c0219927_14531451.jpgという訳でまたも懲りずに瑠璃釉チャレンジ。まぁこういう風に立て続けに作っていればいずれは成型技術の方も向上してくれることでしょう…多分。焼成時間もいつもと同じです


c0219927_14575948.jpg取り出し中の画像。七輪から取り出してしばらくは真っ赤なので釉薬の発色具合はよく分かりません


では焼き上がり。
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楕円豆鉢。うーん、だいぶ良くなってきましたかね、釉薬。
左の淵のとこがもう一つの鉢とくっついちゃったんでちょっと剥がれちゃったんですが
濃い紺色を目指すならコバルトと鉄はもう少し入れてもいいのかも

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実は上の七輪を被せるときに手違いでこの鉢に干渉しちゃいまして…
二ヶ所欠けちゃいました…
何というか、筆塗りの悪い所が思いっきり出ちゃってます。厚みにも成分にもムラがある感じ
薄めにかけた所は素地が透けて見えてるし…ちょっと薄すぎたか…

でもだいぶ良くなってきたような気がしてきました。もうちょっとって感じですか!
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by 1000ray | 2010-02-21 15:11 | 七輪陶芸

46回目の七輪陶芸~ウギャア釉薬

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何だか近頃『釉薬にチャレンジして失敗→焼き締めで元気を取り戻す→また釉薬で失敗…』

…というサイクルを延々と繰り返している気がします。(そして今回もご覧の通り失敗)

今回は粘土が温度に耐えきれなかったようで…素地全体がブクブクと火ぶくれ…嗚呼。
ちょっと久しぶりに上耐熱赤を引っ張り出してきてそれに炎色荒土を
4割くらい混ぜてみたんですが、どうやら七輪の温度が耐熱赤の耐火度を
大きく上回ってしまったようです。
(触った感じがざっくりしてるから耐火度は大丈夫だろうと思っていたが
後で調べてみたら案外そうでも無かった…この雑魚が…ッ!)

私の七輪ではせいぜい1200度前後が出せる程度だろうと思っていたんですが、
実は案外もっと高い温度まで出ているのかも知れません。(分かんないけど)
次はもっと耐火度のある粘土でトライする予定です。

釉薬の方は…素地があんなになってしまったのでちょっと判定が付きかねる部分はありますが、
まあ概ね良好なんじゃないかと思います。これも今回添加したCMCのお陰かと。
糊剤バンザイ。

釉の配合は福島長石40、土灰40、福島珪石30、カオリン10の基礎釉に外割で酸化コバルトを2%弱、弁柄を1.5%

これだけ珪酸分が多いとちょっと七輪では熔けないんじゃないかと危惧しておりましたが、
案外大丈夫だったみたいです。予想したような乳濁感はあまり無いけど…
一部カイラギ(温度不足による釉の縮れ)が出てますが、これは素地が気泡で
膨張してしまっているせいというのもありそうな感じ。


まさか釉薬の配合ではなく粘土の方に足を引っ張られようとは…ぐふっ!
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by 1000ray | 2010-02-20 16:22 | 盆栽

独り言

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写真はこの間行った盆栽展に展示してあった赤松の文人木。(いやどうせ撮るなら右側の受けも撮ろうよ…)

文人木って、盆栽初心者の私からするとすごく難しいジャンルです。何というか、哲学的(?)
クネクネッと曲がった細幹がどこか軽妙で飄々とした様を見せているような物もあれば、
自然の厳しさや老木の寂廖感みたいな物を静かに表している物もあったりとか。
風流や粋といった言葉だけでは表せない部分があると思います。

何というか、作り手の好みやセンスが物凄く表れるジャンルですよね。

…いやそれは盆栽全般に言える事か…。一口に模様木と言っても作りまくったようなのから
ほとんど自然任せなのまで色々あるし…。
うーん、盆栽のスタンダードって一体何なんでしょうね?
個人的には国風展で賞を受けるような木ではあって欲しくと思うんですが…。
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by 1000ray | 2010-02-19 20:12 | 盆栽