七輪陶芸の注意点もろもろ

紹介したこの七輪陶芸の方法ですが、どちらかと言うと上手に焼く方法というよりは
割れにくい方法と言ったほうがいいのかも知れません。
以下に注意点等書き連ねておきますので参考にして下さい

・温度がどれくらい上がっているのか分からない

 まず、炎の色や勢いは全くアテにならないと力強く断言しておきます(笑)
 焼成も佳境に入ると上部の排気口からゴウゴウと炎が吹き出てくるのですが、これは
 酸素不足で燃えきれなかった炭素が外気に触れて燃えているだけの場合もあり、
 正直あまり内部の温度を測る参考にはなりません。

 温度は七輪内壁の色を見て判断されるのをオススメします

上に被せた七輪の排気口を覗くとそこから七輪内壁が見えるはずです。
この色で内部の温度を判断するのです。

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この画像のように、内部の壁(しかも七輪の上の方の)が赤熱してオレンジ色に光輝き、舞った灰が溶けてくっつく様子が見て取れる…

これが1200度オーバーを示すサインなんですよお客さん!
 
画像のオレンジは噴出してきた炎の色じゃござんせんよ、内壁の色なんです
ホラよく見るとヒビが見えるでしょ?

ちなみにここが赤黒くなってきた…これくらいの温度で素焼きは大丈夫です。
焼き締めではなく釉薬を使いたいという人はここら辺でしばらくキープして
焼成を終わらせればいいのではないでしょうか

・温度が足りない

 燃料投下口からのエネルギーロスは(当初予想したよりもずっと)大きいです
 慣れないうちは温度が足りず素焼きのようなできばえで終わってしまうかも知れません

 そういう時は黙って下の七輪の炭の山の中に突っ込みましょう

…結局それかよ

・自然釉が何かやけに青い

 現在一般的に出回っている安い黒炭は大抵がマングローブ炭なんですが、
 実はコイツの中には塩分が含まれていまして…図らずとも「塩釉」のような
 効果が出てしまうことがあります。
 それを避けるには他の黒炭を使うしかないんですが、ホームセンターだとこれが
 中々無かったりするのが困りモノ。(マングローブと書いてなくても買って来て
 開けてみたらマングローブだったりして)
 経験上マレーシアとかタイの炭はほぼマングローブ製なような気がしております。
 割と木目が詰っているので黒炭の割に火持ちはするんですが…マングローブたん。

 
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 画像では見えにくいですが、この鉢下部にうっすらとかかる青いモヤモヤは
 恐らくマングローブ炭によるもの

ちなみに陶芸用の木炭として一番良いとされるのは松炭だそうです。
松の薪は登り窯等でも使われてますもんねー…自然釉がきれいだったりするんでしょうか
だが松炭は鬼のように高い!あと多孔質なので焼成ピーク時は
溶けるように無くなるとか…おそろしや
でもその分高温が得られるんだってさ。

ってことは、火持ちが悪い炭の方が高温を出すには適してるってことか。
これはいよいよマングロ炭はピンチかも。

松の炭かぁ…1回くらいは使ってみたい…けどなあ

あ、ホムセンに売ってある燃料といえば練炭や豆炭がありますが、これらは
やめておきましょう。
どうもあんまり温度はあがらないようです。
だが同じ石炭でも多孔質のコークスなら大丈夫らしい

まあコークスを売ってあるようなマニアックなホームセンターなんてないでしょうが…

あったら教えて欲しいです…。
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by 1000ray | 2009-11-09 23:22 | 七輪陶芸


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